我が家の断熱性能は?

先日、我が家の断熱性を温湿度測定器15台を用いて調べました。

我が家の建築時、予算がなくていろいろと試行錯誤をしましたが、やはり最低限の耐震性と断熱性は大切な要素の一部として考えていました。

従って低予算ながら最低限の『長期優良住宅の基準』は満たしたものを計画しました。

※ここで言う最低限の基準とは、私が手がける物件はもっと性能値を高めているので、国の基準では長期優良住宅が最高基準だとしても、私は「最低基準」と呼んでいます。

調査の細かい結果は、また機会があればどこかでご紹介したいとは思うのですが、結論から言うと省エネ等級は設計どおり4(長期優良住宅仕様)という評価が得られました。

従って、寒いこの時期でも室温が10度以下になるということはありませんでした。

もちろん暖房はつけておりません。

しかも一番寒いのはオープンになっている玄関付近ですので、生活空間となる居室は冷え込んでも16度程度までしか下がりません。

ちなみに暖房している居室ですが、採用している暖房は家庭用ルームエアコンで、その能力は居室が12帖あれば6帖用で、つまり半分の能力のエアコンで十分まかなえています。

日中は晴れていれば暖房しなくても20度程度まで上がり、その温度が夜から明け方にかけても大きく低下することはなく、下がっても16度程度までということになります。

このように予算に苦しみながらも苦労して最低の断熱性を確保した価値は高く、家づくりの中で一番大切な要素だと私は考えています。

どんなに間取りがよくても、使いやすく素敵なキッチンを採用しても、断熱性が低ければ暮らしそのものの快適性が損なわれ、光熱費も高くなります。

これから新築やリフォームをお考えの方、是非この断熱性だけは優先することをオススメします。