工事の流れ

こんにちは。
埼玉県の注文住宅 新築 リフォームなら「原価で建てる自然素材の家」「外断熱の家」(有)埼玉建築職人会にお任せ下さい。

今回は弊社の新築工事における工事の流れを実際にご紹介致します。
ここでは工事の流れということで、解体工事から完成までとさせて頂きますので、お見積りや設計及び契約等の業務は個別にご案内しております。

解体工事
解体工事
↑古くなった既存建物の解体作業風景です。
弊社ではこれまでご家族を守ってくれた既存の建物に感謝をこめ、解体工事前にお清めをさせて頂きます。お客様にとっては何よりも思い出深い建物が数日で壊されてしまう気持ちを少しでも共有したいと思っています。

地鎮祭
地鎮祭
↑お客様の健康と工事中の無事安全等を祈願します。
弊社では基本的にこの日に最終的な建物の配置を直接現地で確認して頂いております。
従って、この段階ではまだ建築確認申請はしていない状態となります。
つまり、まだ配置の変更ができるように配慮しております。


地盤調査
スウェーデン式
↑地盤調査は全棟必ず実施する義務があります。
近年は大手ゼネコンの調査ミスも発覚しているため調査ポイントも安心した結果が得られるまで行います。また、この調査当日は、必ず長澤が現地を確認するようにしています。


地盤補強(柱状改良)
柱状改良工事
↑柱状改良という地盤補強工事です。
住宅規模の地盤補強工事には大きく分けるとこの柱状改良と鋼管杭という2種類に分けられます。支持層が比較的浅い場合は鋼管杭工法を採用することもありますが、たいていは支持層が深いので、この柱状改良が街では多く採用されています。
そのほかにも特殊な工法として、群杭という細い鋼管を多数打ち込み、その支持力と摩擦力などの相対効果で設計する場合もございます。

地盤補強(鋼管杭)
地盤補強
↑住宅における支持杭はこの鋼管杭を採用します。
比較的支持層が浅い場合や腐植土があり柱状改良では硬化不良を起こしてしまうような現場で採用されます。近年は、この腐植土により柱状改良のセメントが硬化せずに不動沈下を起こした事例がいくつか見つかっております。現在では柱状改良においても腐植土の対策が可能となっていますが、少なくとも西暦2000年時点における腐植土対策はほとんど効果がないと考えています。

基礎工事(遣り方)
遣り方
↑基礎工事の初回は上の写真のように決められた位置に建物を建築するために「遣り方」という囲いを設け、その木材に墨出しを行って建物の位置決めを行います。
この作業も当然ですが長澤が直接立ち会って建物の配置確認を行い、建物のレベル調整など大切な建物の基準を示します。

基礎工事(地固め)
地固め
↑うえの写真にて左側にうっすら見える丸いものは柱状改良(杭)の頭です。
建物の位置だしが終わったら計画高さで掘削を行い、基礎底面を割栗石や砕石で地固めを行います。締め固めは、専用の機械を用いてしっかりと行います。

鉄筋検査
鉄筋検査
↑鉄筋検査時の画像を抜粋しております。
実際にはホワイトボードを用いて、各断面ごとに図面で指定された鉄筋工事が行われているかをひとつひとつ確認します。
当社では一般的な鉄筋検査とは異なり、基礎工事がフルに動いている日はほぼ毎日現場確認をかねた細かな検査を行っています。そして一定の段階、つまりコンクリートを打設する前段階にて最終検査を行います。
もっとも重要な工事のひとつとして、この基礎工事は細部まで見逃してはならないのです。

基礎工事(コンクリート打設)
基礎工事
↑当社では良質なコンクリートができるように、すべてポンプ車を使用してコンクリートを打設します。コンクリートの横流しは骨材の分離を招くため原則禁止です。
また、コンクリート打設時には、バイブレーター等にて適切な締め固めを行い、密実で良質なコンクリートを形成します。

基礎工事(湿潤養生)
基礎養生
↑コンクリートは養生が大切です。
コンクリートは気温の高い夏季などは、打ち込み直後から急激に水分が蒸発して本来の強度が発揮しにくくなります。そのため当社ではコンクリートは生きているものだと考えて常に季節による温度管理を行っております。
夏季においてはこのような湿潤養生を行い、冬季においては寒さによる保温等の養生は勿論のこと、温度補正による強度レベルのアップなどを行います。


基礎工事(型枠)
基礎立上り
↑耐圧部分のコンクリート打設後、一定の養生期間をおいてから基礎立ち上がり部分の型枠を組上げ、コンクリートを流し込みます。
よく、建売などでは耐圧を打設してから中一日でこのような作業をしている現場を見かけますが、実際にそれらは施工者側の都合であり、コンクリートが柔らかいうちのほうが型枠を施工しやすいからという理由によるもので、品質を考慮すれば最低3日間の養生が必要です。

基礎工事完成

基礎完成
↑型枠を取り外したら基礎工事の完成です。
この時点で玄関や玄関ポーチの床の高さなども計画高さで下地コンクリートを打設しておきます。

木工事
構造材受入検査
↑上の写真は構造材搬入時に材料の検査をした際のものです。
このように搬入時には必ず管理者が立ち会って材料の破損等の確認を行います。

土台引き
土台引き
↑工場生産化が進む昨今ですが、この土台引きはまだ技術が必要な工程のひとつです。
弊社では全棟で無垢のヒノキを採用しております。ヒノキは素材の耐久性も高く、白蟻等の被害もほとんど見られません。

先行足場
先行足場
↑作業員の安全性を考慮した先行足場。
20年前はまだそれほど普及していませんでしたが、今では先行足場は必要不可欠となりました。ますます安全作業の重要性が高まっております。

木工事
上等
↑上棟したばかりの状態です。
このあとすぐに養生シートで廻りを囲います。

中間検査
構造検査
↑屋根工事が完了したポイントで構造検査を行います。
設計図書とおりに柱や体力壁が設けられているかなど、細かなチェックリストによって検査します。弊社では公的機関の検査に加え、お客様へのご説明も行っております。

屋根断熱施工(外断熱)
屋根断熱
↑建物の中で一番熱の影響を受けるのは間違いなく屋根です。
そのため一般的な建物の小屋裏なんて夏場は暑くて入れませんよね?
それだけなら入らなければ済む話ですが、小屋裏の蒸れは建物の劣化にも影響してきます。
是非この屋根の断熱は外断熱を推奨致します。

屋根工事
屋根下地
↑屋根の下地となるルーフィングと呼ばれる紙は極力良質なものをお勧め致します。
この屋根下地は近年流行しているコロニアルと呼ばれるスレート系の屋根材ですと比較的短期間で劣化してきます。日射を受ける屋根面によっても異なりますが、築20年も経過するとかなり痛んでおり、場合によってはもう役目を果たしていないケースもあります。

屋根工事(軽量瓦)
瓦工事
↑軽量瓦の施工です。
瓦屋根は重量があるので近年の地震や竜巻の影響を受けやすいと言われていますが、現状において一番長持ちする屋根仕上げ材がこの瓦屋根だというのもまた事実です。
現在一般的にほとんどの建物で採用されているスレート系屋根材であるカラーベスト屋根は、薄くて材料相互の密着性も高いので屋根下地がその熱の影響を受けやすく材料とその下地材の劣化が早いというのが既に多くの事例で証明されています。

樹脂混入繊維補強軽量セメント瓦
軽量屋根
↑写真は当社で施工した軽量セメント瓦のルーガです。
「軽い」「強い」「長持ち」というメリットがありますが、まだ長期間のサイクルにおいて証明されていないため、あくまで実験や計算上はということになります。

FRP防水工事
FRP防水
↑こちらはFRP防水の作業風景です。
FRP防水は耐久性が高く、作業性も比較的良好なので、住宅には広く採用されている工法です。ですが、街中を歩いていると、ためにベランダの下端に雨染みが見られます。この防水工事でミスが生じると、その下の部位に影響し、雨漏りなどの大きな被害につながります。

防水トップコート
DSC_4386
↑FRP防水にトップコート(塗装)を施しています。
仕上りに直結する作業なので慎重に行います。

外壁工事(外断熱と通気工法)
外断熱通気工法
↑写真は外断熱施工が終わり、通気工法(通気胴ぶち)の施工が終わったものです。
この後はサッシ(窓)を取付けて外壁仕上げの工程へと移行します。

外壁工事(左官編)
外壁左官
↑写真はジョリパットのコテ仕上げによるものです。
ジョリパットは自然による風合いを演出しやすい仕上げ材で、その耐久性も優れています。

外壁工事(サイディング編)
外壁サイディング
↑サイディングの仕上りを確認しています。

造作工事
造作工事
↑造作工事は一番手がかかると言っても過言ではありません。
工事業種の中でももっとも作業工程が長く、大工さんが30坪から40坪程度の建物を仕上げるには1ヶ月程度を要します。もっとも、建売などではそこまで手間をかけられないので、大工工事が上棟から1ヶ月という短い期間で終わってしまうこともございます。

大黒柱
造作工事①
↑ヒノキの節有の丸太をポイントで採用した事例です。

造作工事(階段カウンター)
階段カウンター
↑このように細かな階段部分の飾りだななどの工事も造作工事に含まれます。
この部分の納まりは毎回お客様のニーズによってデザインしています。

内装工事(珪藻土編)
内装左官工事
↑以前私が直接施工していた例です。
こちらのお宅は珪藻土をリビングの吹抜けに採用しました。
珪藻土のやわらかさと光の暖かさによってとても安らぐ空間が演出できます。

内装工事(クロス編)
クロス工事
↑内装クロス工事はとても細かい工事です。
クロスの下地には砂のような小さなものが混ざっていても仕上がりに出てしまいます。
また、将来的にクロスにひび割れなど美観を損ねることがないように、ここではしっかりとジョイントにメッシュテープを施してパテ処理を行います。

内装工事(畳編)
畳敷き込み
↑中国産の畳表がほぼ9割を占めようかという市場にて当社では国産藁床畳を採用しております。もちろんお客様の希望によりますが、洋風を重視される場合は薄畳に国産の畳表を採用するケースもございます。

設備工事
設備配管
↑現在はほぼ一般的な仕様であるサヤ管ヘッダー方式です。
架橋ポリエチレン管にてメンテナンスがとてもスムーズに行える方式です。

設備工事(キッチン編)
システムキッチン
↑システムキッチンの仕上がりイメージです。
キッチンの施工は組み立て式で容易にできますが、肝心なのはその下地です。
吊戸棚などの重量がかかるところには、コンパネ下地ではなく、受け材でしっかりと補強をします。

内部仕上げ
内部仕上げ
↑完全オーダーメイドの家造り。
当社では標準仕様は存在しません。そのため各お客様のためだけに特別な仕様をご提案します。当然ですが世界にひとつの組み合わせになります。
内部仕上げ
上の写真も下の写真もお客様との打合せから築き上げた完全オーダーメイド。
内部仕上げ
↑吹抜けの大空間を無垢のヒノキが良い味わいを演出しています。

内部仕上げ(洋風和室編)
和室
↑現在では日本の和室はすっかり少なくなりました。当社では上の写真のような洋風和室から本格的な和室まで承れます。

外構工事
外構工事
外構の素材選びにも手を抜きません。
外構工事
↑外構工事も長澤が自らとことんお客様と打合せを重ねて納得のデザインをつくります。

外部仕上げ
外部仕上げ
↑こちらの外構工事では、お客様がインターネットで購入した枕木を当社で施工しました。
ポストも同様です。

以上となりますが、既にお伝えしておりますように当社では標準仕様が存在しません。
なぜなら完全オーダーメイドの注文住宅だからです。
そのため他社の仕様で気に入ったデザインや設備を導入することも可能です。
つまり自由に好きなものをほぼご採用頂けるとお考え頂いて結構です。

耐震性や断熱性などの住宅性能に関わる部分は適切なアドバイスをさせていただきながら正しい道筋を描いていきます。
完全オーダーって高いんじゃないの? そう思われるかもしれませんが、そうれは逆に私としては見積り提出のときのお客様のビックリする顔が楽しみです。

一度の面談でお客様に劇的な変化をお約束致します。
ぜひ一度勇気をもって一歩を踏み出してみて下さい。

長澤より

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