設計契約 一般

こんにちは。埼玉県の注文住宅 新築 リフォームなら「原価で建てる自然素材の家」「外断熱の家」(有)埼玉建築食に会にお任せ下さい。

一般的に設計者と建築主が契約する時期はいくつかのタイプに分かれます。

住宅設計でも会ったばかりの建築主に「まず契約」して下さいとは言いにくいもの。

工務店やハウスメーカーで建築を検討しているケースは今回は当てはまりません。

なぜならそのようなケースではまずはプランニングと見積りが先行するからです。
建築主は数社にプランと見積もりを依頼して比較検討を行い、自分が納得した会社と契約をするからです。
そして実施設計は契約後というのが工務店やハウスメーカーで建築した場合の流れです。

ではここではどのようなケースが当てはまるのか?

こだわりの家を建築家と呼ばれる独特な設計、個性のある設計をする設計士と一緒に進める場合です。

そのような場合は契約の時期が建築士によって異なります。

あらかじめ建築家の特徴を理解してほぼ依頼すると決めている施主の場合は問題ありませんが、数人の建築家に相談しているケースでは、建築家のほうであまり深入りして契約にならなければアイディアの出し損となり無駄な作業にもなってしまいます。

特にこのように個性ある建築家というのはアイディアを売りにしているところもありますので、契約前の段階でそれを出しすぎて良いとこ取りされることも嫌がります。

そこで日経の記事で70人の設計者にアンケートを実施して得られた回答があった。

設計契約時期
ここでは契約のタイミングが3タイプに分かれた。

タイプ1は、ラフプランをだしてある程度納得してもらった内容から基本設計もある程度進めた段階で契約するパターンだ。

それとは逆に、契約前には一切図面を描かないのがタイプ3です。

このタイプの設計事務所ではあらかじめ設計方針や当該事務所の特徴などをよく説明し、理解して頂いたうえで契約してから基本設計に着手する。この方法なら設計作業はムダにならないが、具体案なしでも契約に踏み切ってもらえる材料が必要になる。

そして両者の中間がラフプランを提案した段階で契約するタイプ2だ。

具体的な提案を示して建築主を安心させつつ、契約前の作業は最小限に抑えてリスクを軽減している。

ちなみに私はタイプ2を採用している。

家づくりのパートナーを選ぶのは建築主に限らず、私たち設計者にも同じことが言えます。

互いに信頼関係が築けなければ、契約は成立してもあとでトラブルになって争うのは膨大な時間と労力が必要になります。何よりそんなこと悲しすぎます。やはり家づくりのパートナーは大切な人と出会うのと同じように相性というものを大切にしていきたいものです。

中には来るものは拒まずでとにかくお金になる仕事なら何でもこなすという方も多くいます。
しかし建築設計という仕事は、その独自性から、設計業務にこだわりを持っている方が多く存在するというのも想像できるでしょう。

お客様に満足してもらうために一生懸命知恵をだして昼夜を問わず設計する。
そしてそれが形になり、お客様が喜ぶ顔を見ることが私たち設計者の生きがいと言えるでしょう。

そして長くそこで幸せな家庭を築いて欲しいという願いを持ち続けています。