みなさん、こんにちは。
以前より身近なところで注文住宅の工事中現場などを見ては「もったいない」と感じています。
何故なら、もっと細部までこだわった家を建てられるのに、それを知らないということに対して「もったいない」と感じるのです。
そう、手前ミソになってしまいますが、それは私が手がけても勿論その「もったいない」を解消できますが、他の施工店においても実現可能です。
最近ではご紹介頂いた埼玉県川口市のお客様宅の工事にて頻繁に現場に出向いていたところ、ちょうど目の前で少し名が知れた工務店が新築していましたが、プランニングから構造計算等も行う私が見ると、基礎の段階は勿論、上棟を終えて骨組みが完成した段階や屋根工事が完成した段階など、それぞれにおいて現場に精通していない設計士が設計しているとわかってしまいます。
それは基礎ならアンカーボルトの配置であったり人通口の位置等の計画、躯体なら材種から断面の大きさや継手の位置や金物種類、耐力壁の種類や使い分け、屋根の垂木サイズや雨仕舞いなど、気付くことがとても多くありますが、それらの改善できる箇所が目立ってしまいます。いわゆる職業病かも知れませんが。
ただ純粋に「もっと良く・もっと安く」出来るのにって感じてしまいます。
「もっと良く」というのはプランニングであったり構造や性能、設計どおりの強度を現場で実現するクオリティであったりします。
数に限りはありますが、無理なく手がけられる範囲でこの「もったいない」をなくしたいと思っています。