平成27年3月10日から受付開始となった『省エネ住宅エコポイント』。
既に弊社でも相当数の対象物件が動いています。
中には早くも申請済みのものもあります。
そこで今回は、先日、対象工事についてご説明差し上げましたが、その対象工事ってどんな工事があるの?
ということで、『断熱改修』の「天井断熱」についてご紹介したいと思います。
申請の手引きでは「屋根・天井」とありますが、こちらはどちらを採用して頂いても構いませんが、一般的な住宅においては圧倒的に天井断熱のほうが多いため、今回は天井断熱の施工事例をご紹介させて頂きます。
既存の天井部分
↑こちらは既存の屋根裏の写真ですが、悪質リフォーム会社にて全く意味のない金物をたくさん入れられていました。
そのご説明はここでは略しますが、ご覧のとおり断熱材は一切入っておりません。
そのため、冬は寒く、夏は屋根からの熱気が伝わってエアコンも効かないという劣悪な環境でした。
通風口のない小屋裏
↑今では当然小屋裏の換気がありますが、昔はこのように全く設けていないというケースも多々あります。
これでは夏の熱気はこもりっぱなしで逃げ場がありません。
既存天井材の撤去
↑既存の天井材を撤去すると、このような小屋組みが出てきます。
ここでは可能な限り補強等を行っていきます。
天井下地
↑新しく天井の下地をつくります。
小屋裏換気
↑そして小屋裏の換気口を設けます。
これで夏の熱気も排出されるでしょう。
天井断熱施工
↑天井の断熱材を丁寧に隙間なく敷きこんでいきます。
天井断熱施工
↑室内側からみるとこんな感じになります。
ここでは高性能断熱材を採用しています。
弊社ではこちらの商品がぎりぎりの性能だと考えています。
天井ボード張り
↑断熱材の敷き込みを終えたら、天井ボードを張っていきます。
あとは最後に好きなクロスなり仕上げを施せば天井の断熱改修工事が完了します。
大変そうに見えるかもしれませんが、比較的容易に施工ができますので、断熱性能が不足している住宅においては、省エネ住宅エコポイント制度を活用してのリフォームをお勧めします。