こんにちは。
埼玉県の注文住宅 新築 リフォームなら「原価で建てる自然素材の家」「外断熱の家」(有)埼玉建築職人会にお任せ下さい。
さて今回は、その③の続きの記事となりますが、
その①は外断熱のメリット・デメリットや建築的な「納まり」について
ご紹介させていただきました。
そしてその②は、基礎断熱施工事例についてご紹介させて頂きました。
そしてその③では、「床断熱」をご紹介させて頂きました。
ではさっそくですが、今回の「その④」では「屋根断熱」をご紹介したいと思います。
「外断熱工法」における屋根の施工方法は下のイラストのように屋根の外側に断熱材を施工するため、天井面に断熱材を施工する内断熱とは全く異なる工法となります。
↑桃色の線が断熱部分ですが、左の外断熱が屋根面で断熱しているのに対して、右の内断熱では天井面で断熱しているのがお分かりいただけると思います。
屋根は夏季の日射熱の影響を最も多く受ける部分ですから、建物の中でも一番重要な役割を果たし、雨の中で傘も差さずにずぶぬれになるか、合羽を着て尚且つ傘も差すという完全防備で外に出るのかというくらいここの屋根部分の造り方によって違いが生じるという重要な要素を持っています。
屋根面外断熱の施工例
↑このように外断熱では屋根躯体の外側に断熱材を施工します。
ちなみにこの桃色の素材が断熱材となります。
屋根の外断熱イメージ
↑こちらは違う現場ですが、屋根に断熱材を張ってから気密テープを張っている途中のものです。
屋根の通気工法
↑外断熱ではこのように断熱材の外側に野地板と呼ばれる屋根材の下地となる構造用合板を張り、断熱材とこの構造用合板の間は通気できるように計画します。そうすることで夏季の日射による屋根面の蒸れや熱の伝達を軽減させることにもなります。
最後に、外断熱と内断熱のイラストをご紹介します。
↑このように内断熱の場合、夏の小屋裏がとても暑いというのは次際に体感されている方も多いかと思いますが、実際に夏季の小屋裏はサウナとして利用できるほどの温度に達します。
一方で、外断熱の小屋裏は、なんと室内空間と変わらない温度でとても快適に過ごせるのです。
↑このように家ごとすっぽり断熱されるため、外断熱は内断熱と違って外部からの冷気や熱気を伝えにくい工法になっているのです。内断熱は断熱できない構造体等の熱を伝える部分(熱橋)が多く、熱効率が低くなります。
以上にて外断熱工法における屋根面の断熱施工について、その事例とともに今回は内断熱との比較も入れながら説明させていただきました。
次回は外断熱工法では最後のご説明となる「壁断熱」についてご紹介させて頂きます。
これまでのご説明で壁断熱のイメージをつかめている方もいらっしゃると思いますが、より具体的にわかりやすくご紹介させていただきたいと思いますので、よろしければ次回もご覧頂けたら嬉しいです。