省エネ住宅とオール電化の電気代と快適性

こんにちは。埼玉県の注文住宅 新築 リフォームなら「原価で建てる自然素材の家」「外断熱の家」(有)埼玉建築職人会にお任せ下さい。

今回はうそ偽りのない我が家の電気代をご紹介します。

まずひとつ、我が家は私が通常手がけている物件よりも断熱性能が低いです。
つまりそれだけ夏は冷房代、冬は暖房代が余計に必要になります。

それでも一応は長期優良住宅となっております。

ということで、既に高断熱高気密住宅で11年基準(次世代省エネルギー基準)をクリアされているお家にお住まいの方にとっては、なぁんだうちと一緒じゃん。とごく一般的なつまらない内容になってしまうかもしれませんが、注目していただきたいのは我が家が最低レベルだということです。したがって通常はもっと熱効率が良くなりますし、場合によっては今進めている「内断熱と外断熱の併用」や「ゼロエネ住宅」、「低炭素住宅」などと比べるとさらに大きな違いが生じてきます。

さぁ、そんな中で今回はそんな我が家の先月と今月の電気代をお知らせいたします。
これはこのくらいの住宅性能を体験されたことのない方はビックリされると思います。

これがH27年4月1日完全施行(省エネ基準)の300平米以上の住宅が満たさなければならない最低レベルと思っていただいてもよろしいと思います。

まず我が家はエコキュートを採用したオール電化のごく一般的な木造2階建ての4LDKと考えていただいて構いません。その他は料金を分けて算定しています。

そして私が可愛がっている「リスざる」がいるので、24時間リビングを28度設定で空調しています。
つまり今回の算定時期においては一番広いリビングのエアコンは24時間回しっ放しと考えてください。
そこに家族3人で生活しています。

これからお伝えする数字はごく一般的なものなのかもしれませんが、我が家の電気代は通常同じ規模の一般住宅であればこの時期で3万円前後の電気代にプラスしてガス代がかかっていたという過去の実体験に基づいております。

つまりオール電化ではなくて、尚且つ通常の断熱性能であったならば3万円台後半にも迫る勢いなのだということをあらかじめご承知おき下さい。

そこで気になる電気代は?

まず7月の電気代は約¥10,100円です。

そしてピークと思われる8月の電気代は約¥11,800円です。

その差はなんと3分の1以下という驚異的な数字です。

省エネに反しているので大変いいにくいことではあるのですが、私は夜もエアコンがないと厳しいので、夜も28度設定で付けっぱなしです。もちろんリビングとは別の部屋で、そのスペースも10帖以上です。

これまでは事務所の約18帖程度の気積を持つ空間を6帖用のエアコンでまかなえることなどはお伝えしましたが、そう言えば一般家庭向けの実体験はお話していなかったなぁと思い、今回は少し話しにくいことではあったのですが、参考にしていただければと思い、ご紹介させていただきました。

ちなみにリビングのエアコンは、実際の広さの半分以下のエアコン能力で温度管理をしています。

その他の居室は10帖あっても6帖用の一番小さいエアコンで対応しています。

一般的には10帖あれば14帖か場合によってはそれ以上のエアコンを付けると思いますが、省エネ等級の高い建物はみなこのようにエネルギー効率が高く、ランニングコストが安いという恩恵を受けています。

以上、これから家造りをされる方や断熱リフォームをされる方には是非この最低レベルの断熱性能はお勧め致します。

オール電化の電気代

前回の記事でオール電化で長期優良住宅仕様の8月までの電気代をご紹介しました。

今回は9月、10月の電気代をご紹介します。

まず、前回もお伝えしましたが、ご紹介したのは我が家の事例です。

我が家はリスざるがいるので、リビングは24時間一定温度を保つように設定しています。

ですので、夏はまだリスざるは暑さに強いのでいいのですが、冬は25度でエアコンを付け、それとは別にヒーターをつけたりしています。

既に気温が落ち込む日もあるので、2週間ほど前からエアコンやヒーターを使用しています。

ちなみに、現在は長期優良住宅仕様となっておりますが、その前はすき間だらけの普通の建物に住んでしたので、そのときの冬の電気代とガス代の合計額は3万円を越えていました。

それが、今はオール電化にして同シーズンの集計を比較すると、1万円以上は安くなりました。

つまり電気代とガス代(オール電化はガス代ゼロ)が3分の1以下になります。

夏季も同様なことが言え、エアコンに依存している我が家は、なるべく節電しようとは思うものの、暑さが苦手なのと、あまり暑いとリスざるも体調を崩すので、やはり夏場も一定温度でエアコンを付けっぱなしにすることが多いです。

夏場の話しは前回お伝えしているので省くとして、今回は中間時期となる9月と10月の電気代ですが、9月が8,500円、10月が7,500円でした。

ちなみに、この電気代は1月遅れですので、9月分は8月利用分、10月分は9月利用分となります。

このように、高気密高断熱住宅にすると、『電気代+ガス代』がガスを都市ガスとした比較として約3分の1以下となることがわかります。

今後、エネルギーの仕組みが変化する可能性はありますが、私は基本的に太陽光などの投資的意味合いもあるリスク要因の高い設備の採用は進めておらず、単純な設備でランニングコストを下げるという手法をオススメしています。

そんな中で、まだまだオール電化というものは注目してもいいと考えています。